「ストレートネックで首や肩の不調に悩んでいませんか?枕選びに困っている方も多いでしょう。実は、その不調は日々の睡眠で使う枕が大きく影響しているかもしれません。現役整骨院院長である私が、ストレートネックの症状や原因から、なぜ枕が重要なのか、そして本当に効果的な枕の選び方を詳しく解説します。さらに、具体的なおすすめの枕もご紹介。この記事を読めば、あなたのストレートネック改善に繋がる最適な枕が見つかり、快適な睡眠と健やかな毎日を取り戻せるでしょう。
1. ストレートネックとは?現役整骨院院長が解説する症状と原因
「ストレートネック」という言葉を耳にされたことがあるでしょうか。近年、スマートフォンやパソコンの普及により、多くの方がこの状態に悩まされています。本来、人間の首の骨である頸椎は、緩やかなS字カーブを描いています。このS字カーブは、頭の重さを分散し、歩行や動作時の衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
しかし、様々な要因によりこのS字カーブが失われ、まっすぐな状態になってしまうことがあります。これがストレートネックと呼ばれる状態です。頸椎がまっすぐになることで、頭の重さが首や肩に直接かかり、本来分散されるべき負担が集中してしまいます。これにより、様々な不調が引き起こされる原因となるのです。
1.1 あなたは大丈夫?ストレートネックが引き起こす主な症状
ストレートネックは、首や肩だけでなく、全身に様々な不調を引き起こす可能性があります。ご自身の体に以下のような症状がないか、チェックしてみてください。
| 症状の種類 | 具体的な症状 | 症状の特徴 |
|---|---|---|
| 首・肩の症状 | 首の痛み、肩こり、首の可動域制限 | 首の付け根や肩甲骨周辺の慢性的なこりや痛み。首を動かすと痛む、または動かしにくい。特に朝起きた時や、長時間同じ姿勢でいた後に悪化しやすい傾向があります。 |
| 頭部の症状 | 頭痛、めまい、吐き気 | 首や肩の筋肉の緊張が原因で起こる緊張型頭痛。後頭部から側頭部にかけての締め付けられるような痛みが特徴です。平衡感覚の異常や、乗り物酔いのような吐き気を伴うこともあります。 |
| 腕・手の症状 | 腕のしびれ、だるさ | 頸椎の歪みが神経を圧迫することで、腕や指先にしびれや脱力感が生じることがあります。特に特定の姿勢を取った際に症状が悪化する傾向が見られます。 |
| 全身の症状 | 自律神経の乱れ、不眠、疲労感、集中力低下 | 慢性的な痛みや不調がストレスとなり、自律神経のバランスを崩すことがあります。これにより、寝つきが悪くなる、眠りが浅いといった睡眠の質の低下や、全身のだるさ、集中力の低下につながることもあります。 |
これらの症状は、日常生活の質を大きく低下させるだけでなく、精神的なストレスにもつながることがあります。単なる疲れと放置せず、適切な対策を検討することが大切です。
1.2 ストレートネックになる主な原因とメカニズム
では、なぜ頸椎のS字カーブが失われ、ストレートネックになってしまうのでしょうか。その主な原因は、現代の生活習慣に深く関わっています。
最も大きな原因の一つは、長時間の不良姿勢です。特に、スマートフォンを長時間操作する際にうつむく姿勢や、パソコン作業で画面をのぞき込むような姿勢は、首に大きな負担をかけます。頭の重さは成人で約5~6kgと言われていますが、うつむく角度が深くなるほど、首にかかる負担は何倍にも増大します。
この状態が続くと、首の筋肉は常に緊張し、疲労が蓄積されます。筋肉が硬くなることで、頸椎を正しいS字カーブに保つ力が弱まり、徐々にまっすぐな状態へと変化していくのです。また、猫背などの姿勢不良も、首の位置を前に突き出す形になるため、ストレートネックを助長します。
さらに、ご自身に合わない枕の使用も、ストレートネックの原因となることがあります。寝ている間も首に負担がかかり続けることで、日中の不良姿勢で蓄積された疲労が回復せず、頸椎の歪みが進行してしまうのです。その他、運動不足による筋力低下や、精神的なストレスも、首の筋肉の緊張を高め、ストレートネックのリスクを高める要因となります。
1.3 放置すると危険?ストレートネックの悪化が招くリスク
「たかが首の凝り」と軽視されがちなストレートネックですが、放置すると様々なリスクを招く可能性があります。初期の段階では単なる肩こりや首の痛みで済んでいた症状が、時間とともに悪化し、日常生活に支障をきたすようになることがあります。
まず、慢性的な首や肩の痛みが続くことで、睡眠の質が低下し、疲労が取れにくくなります。これにより、日中の集中力や生産性が低下し、仕事や学業に影響が出ることがあります。
さらに、頸椎の歪みが進行すると、神経の圧迫が強まる可能性があります。これにより、腕や手のしびれが頻繁に起こるようになったり、握力の低下や感覚異常といった神経症状が悪化したりすることがあります。場合によっては、頭痛やめまいが頻発し、日常生活を送ることが困難になるケースも少なくありません。
また、ストレートネックによる首の不調は、自律神経のバランスを崩しやすいため、精神的な不調にもつながることがあります。イライラしやすくなったり、不安感が増したり、気分が落ち込みやすくなったりと、心身ともに悪影響を及ぼすリスクがあるのです。これらの症状が長期化すると、慢性疲労症候群やうつ病などの深刻な状態に発展する可能性も否定できません。
ストレートネックは、早期に適切な対策を講じることで、症状の悪化を防ぎ、改善が期待できる状態です。ご自身の体のサインを見逃さず、早めに対処することが非常に重要になります。
2. なぜ枕が重要?ストレートネック改善に枕が欠かせない理由
ストレートネックの改善において、枕選びは非常に重要な要素です。なぜなら、私たちは人生の約3分の1を睡眠に費やし、その間、枕が私たちの首や頭を支えているからです。合わない枕を使い続けることは、ストレートネックの症状を悪化させるだけでなく、新たな不調を引き起こす原因にもなりかねません。ここでは、理想的な寝姿勢と、枕がストレートネックに与える影響について詳しく解説いたします。
2.1 理想の寝姿勢とは?頸椎のS字カーブを保つ重要性
健康な首の骨(頸椎)は、横から見ると緩やかなS字カーブを描いています。この自然な湾曲は、頭の重さを分散し、首や肩への負担を和らげるクッションの役割を果たしています。このS字カーブが保たれている状態こそが、理想的な寝姿勢と言えるでしょう。
理想的な寝姿勢では、首から背中にかけての骨格が一直線に近い状態を保ちつつ、頸椎のS字カーブが自然に維持されます。これにより、首や肩の筋肉がリラックスし、血流が滞ることなく、神経への圧迫も最小限に抑えられます。結果として、質の高い睡眠が得られ、日中の体の不調も軽減されることが期待できます。
枕は、この頸椎のS字カーブを寝ている間も適切にサポートし、頭と首を安定させるために不可欠な寝具です。適切な枕を使用することで、首への負担を軽減し、ストレートネックの改善を促す土台を築くことができます。
2.2 合わない枕がストレートネックを悪化させるメカニズム
残念ながら、世の中には様々な枕が存在し、ご自身の体に合わない枕を選んでしまっている方も少なくありません。合わない枕を使い続けることは、理想の寝姿勢を妨げ、ストレートネックの症状を悪化させる直接的な原因となります。ここでは、合わない枕がどのように体に悪影響を及ぼすのか、そのメカニズムを具体的に見ていきましょう。
| 枕のタイプ | ストレートネックへの影響 | メカニズム |
|---|---|---|
| 高すぎる枕 | 頸椎のS字カーブが失われ、首が前に突き出た状態になるため、ストレートネックを助長します。 | 首の後ろの筋肉が常に緊張し、血行不良や神経圧迫を引き起こし、肩こりや頭痛の原因となります。 |
| 低すぎる枕 | 頭が下がりすぎ、首が反りすぎてしまうため、頸椎のS字カーブが崩れます。 | 首の前後の筋肉に過度な負担がかかり、いびきや呼吸のしづらさにつながることもあります。 |
| 硬すぎる枕 | 頭や首の形状にフィットせず、特定の部位に圧力が集中します。 | 血行不良や寝返りの妨げとなり、首や肩に痛みやしびれを引き起こす可能性があります。 |
| 柔らかすぎる枕 | 頭が深く沈み込みすぎ、首が不安定になり、S字カーブを適切に支えられません。 | 寝返りが打ちにくくなり、首や肩の筋肉が緊張した状態が続きやすくなります。 |
これらの不適切な枕の使用が続くと、首や肩の筋肉が慢性的に緊張し、血流が悪化し、神経が圧迫されることで、ストレートネックの症状が悪化するだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、手のしびれといった全身の不調へとつながる可能性が高まります。だからこそ、ご自身の体に合った枕を選ぶことが、ストレートネックの改善には不可欠なのです。
3. 現役整骨院院長が指南!ストレートネックに効く枕の選び方
ストレートネックの改善を目指す上で、日々の睡眠環境は非常に重要です。特に枕は、寝ている間の首や背骨の姿勢を左右する、まさに要となる存在です。ご自身の状態に合わない枕を使い続けることは、ストレートネックの症状を悪化させる原因にもなりかねません。ここでは、現役の整骨院院長が、ストレートネックに本当に効く枕を選ぶための重要なポイントを詳しく解説いたします。
3.1 ストレートネック対策枕を選ぶ3つの重要ポイント
ストレートネックの改善に役立つ枕を選ぶには、ただ高価なものや人気のあるものを選ぶだけでは不十分です。ご自身の首の状態や寝姿勢に合わせた、最適な枕を見つけることが何よりも大切です。ここでは、枕選びで特に意識していただきたい3つの重要なポイントを詳しく解説いたします。
3.1.1 ポイント1 適切な「高さ」の選び方
枕の高さは、ストレートネック対策において最も重要な要素の一つです。高すぎても低すぎても、首や肩に余計な負担がかかり、かえって症状を悪化させる可能性があります。理想的な枕の高さは、仰向けに寝た時に首の自然なS字カーブが保たれ、首と枕の間に隙間ができない状態です。また、横向きに寝た時には、頭から背骨がまっすぐ一直線になる高さが望ましいとされています。
ご自身の体格や寝姿勢によって適切な高さは異なります。一般的には、男性は女性よりもやや高めの枕が合う傾向にありますが、これはあくまで目安です。実際に試してみて、首や肩に負担がかからず、心身ともにリラックスできる高さを見つけることが重要です。
| 寝姿勢 | 理想的な高さのポイント |
|---|---|
| 仰向け寝 | 首のS字カーブを保ち、頭が沈み込みすぎず、首と枕の間に隙間ができない高さが理想です。額と顎がほぼ水平になる状態を目指しましょう。これにより、頸椎への負担を軽減し、呼吸もスムーズになります。 |
| 横向き寝 | 頭から首、そして背骨が一直線になる高さが必要です。肩幅によって必要な高さが異なるため、肩が枕に沈み込みすぎず、首が横に傾かないことが重要です。肩や腕への圧迫を避ける高さを見つけましょう。 |
3.1.2 ポイント2 理想的な「硬さ」の見つけ方
枕の硬さも、ストレートネックの改善に大きく影響します。柔らかすぎる枕は頭部が沈み込みすぎて首を十分に支えきれず、頸椎が不安定になりがちです。逆に硬すぎる枕は、首に圧迫感を与え、血行不良や不快感を引き起こすことがあります。
理想的な枕の硬さは、頭の重さをしっかりと支えつつ、首のカーブに沿って優しくフィットする適度な硬さです。指で押してみて、すぐに元に戻るような反発力がありながらも、頭が適度に沈み込むものが良いでしょう。これにより、頭部が安定し、頸椎への負担が軽減されます。
また、寝返りを打ちやすい硬さであることも重要です。人は一晩に20回以上寝返りを打つと言われています。寝返りは睡眠中の体の負担を分散させ、血行を促進するために必要な動作であり、硬すぎたり柔らかすぎたりする枕は、この寝返りを妨げてしまうことがあるため注意が必要です。
3.1.3 ポイント3 快適な「素材」と「形状」の種類
枕の素材や形状も、寝心地やサポート力に大きく関わります。ストレートネック対策としては、首の自然なカーブをサポートし、体圧を適切に分散できる素材と形状を選ぶことが大切です。
様々な素材がありますが、それぞれに特徴があります。例えば、体温で形が変わる低反発ウレタンは、頭や首の形に合わせてフィットし、体圧を分散する特性があります。一方、弾力性があり体を押し返す高反発ウレタンは、寝返りをサポートし、通気性にも優れるものが多いです。その他、通気性が良く高さ調整がしやすいパイプやそば殻などもあります。ご自身の好みや体質、求める機能に合わせて選ぶことが重要です。
形状については、首のカーブに沿うように設計された波型や、中央にくぼみがあり頭を安定させる形状などがストレートネックの方におすすめです。これらの形状は、寝ている間に首が不自然な角度になるのを防ぎ、頸椎への負担を軽減する効果が期待できます。また、通気性や衛生面も考慮し、洗濯可能であるか、抗菌防臭加工がされているかなども確認すると、より快適に使い続けることができるでしょう。
3.2 寝姿勢別 ストレートネック対策枕の選び方
人の寝姿勢は様々ですが、ストレートネック対策の枕選びにおいては、ご自身の主な寝姿勢に合わせた選択が非常に重要です。ここでは、仰向け寝と横向き寝、それぞれの姿勢に最適な枕の選び方をご紹介します。
3.2.1 仰向け寝に最適な枕の選び方
仰向け寝は、首のS字カーブを最も自然に保ちやすい寝姿勢です。この姿勢で寝る場合、枕は後頭部から首にかけての隙間を適切に埋め、頸椎の自然なカーブをサポートする役割が求められます。
枕の高さは、顎が上がりすぎず、また引きすぎない、額と顎がほぼ水平になる状態が理想的です。高すぎると首が前に傾き、ストレートネックを悪化させる可能性があります。逆に低すぎると首が反りすぎてしまい、これもまた首に負担をかけます。素材は、頭の重さを均等に分散し、首を優しく支えるものが適しています。形状は、中央がくぼんでいて後頭部を安定させ、首元が盛り上がっているタイプがおすすめです。これにより、寝ている間の首への負担を最小限に抑え、リラックスした状態で睡眠をとることができます。
3.2.2 横向き寝に最適な枕の選び方
横向き寝の場合、枕は頭から首、そして背骨が一直線になるようにサポートする必要があります。この姿勢では、肩の厚みがあるため、仰向け寝よりも高めの枕が必要になることが多いです。枕の高さが足りないと首が下がり、高すぎると首が上がってしまい、どちらも首や肩に大きな負担をかけます。
適切な高さの目安は、肩が枕に沈み込みすぎず、首が横に傾かないことです。横向き寝では、肩と耳の間の空間をしっかりと埋める高さが求められます。素材は、頭と首をしっかりと支えながらも、耳への圧迫感が少ないものが良いでしょう。形状としては、両サイドが高めに設計されており、横向き寝の際に安定しやすいタイプがおすすめです。これにより、肩や腕への負担も軽減され、快適な睡眠につながります。横向き寝が多い方は、特に枕の高さと形状に注目して選ぶようにしてください。
4. 整骨院院長が本当におすすめするストレートネック対策枕
ストレートネックの改善には、ご自身の体に合った枕を選ぶことが何よりも重要です。ここでは、これまで多くのストレートネックに悩む方々を診てきた整骨院院長の視点から、本当におすすめできる枕のタイプと、具体的なブランド・製品について詳しく解説いたします。
4.1 タイプ別おすすめ枕の特徴と選び方
枕の素材や構造によって、寝心地やサポート力は大きく異なります。ストレートネック対策として特に効果が期待できる3つのタイプをご紹介し、それぞれの特徴と選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
4.1.1 低反発素材の枕
低反発素材の枕は、体の形に合わせてゆっくりと沈み込み、包み込むようなフィット感が特徴です。体圧を分散させる効果が高く、首や肩への負担を軽減する目的で選ばれることが多いです。
ストレートネックの方にとっては、首の隙間を優しく埋め、頸椎のS字カーブを自然な形でサポートしてくれる点が大きなメリットとなります。しかし、沈み込みすぎるものや、通気性が悪いものは蒸れやすく、寝返りを打ちにくいと感じる方もいらっしゃいます。選ぶ際は、適度な沈み込みがあり、寝返りを妨げない高さや形状のものを選ぶことが大切です。
4.1.2 高反発素材の枕
高反発素材の枕は、適度な反発力で体を押し返すようなサポート感が特徴です。沈み込みすぎず、自然な寝返りをサポートしてくれるため、睡眠中の体の動きを妨げにくいとされています。
ストレートネックの方にとっては、頸椎をしっかり支え、理想的なS字カーブを保ちやすい点が魅力です。また、通気性に優れている製品が多く、衛生的に保ちやすいというメリットもあります。硬すぎると感じたり、フィット感が物足りないと感じる方もいらっしゃるため、ご自身の好みに合う反発力のものを選ぶことが重要です。
4.1.3 パイプやそば殻など調整可能な枕
パイプやそば殻、ビーズなどの素材を使用した枕は、中材の量を調整することで、ご自身に最適な高さや硬さにカスタマイズできる点が最大の魅力です。枕の高さや硬さは、人それぞれ体型や寝姿勢によって理想が異なります。
ストレートネックの改善においては、ミリ単位での微調整が理想的な寝姿勢を実現する鍵となるため、このタイプの枕は非常に有効です。特に、市販の枕ではなかなか合うものが見つからないと感じている方や、ご自身の寝姿勢が変化しやすい方におすすめできます。ただし、定期的な中材の補充や交換が必要になる場合がある点、素材によっては特有の音や匂いがある点も考慮して選びましょう。
4.2 迷ったらこれ!具体的なおすすめブランド・製品紹介
ここからは、多くのストレートネックの方々にご提案し、良い結果が得られている実績のあるブランドや製品の例をご紹介します。これらのブランドは、長年の研究と技術に基づき、質の高い睡眠をサポートする製品を提供しています。
4.2.1 例 テンピュール
テンピュールは、その独自の低反発素材で世界的に知られています。体の重みと体温に反応してゆっくりと沈み込み、首や頭のカーブに沿ってオーダーメイドのようにフィットするのが特徴です。ストレートネックの方にとっては、首の隙間を埋めて頸椎への負担を軽減し、安定した寝姿勢を長時間維持しやすい点が大きなメリットとなります。様々な形状や高さの枕がラインナップされており、ご自身の寝姿勢や好みに合わせて選びやすいのも魅力です。
4.2.2 例 モットン
モットンは、高反発素材を用いた寝具で評価の高いブランドです。その枕は、適度な反発力で頭部と頸椎をしっかりと支え、沈み込みすぎることなく自然な寝返りをサポートすることを重視しています。ストレートネックの方にとっては、寝返りのしやすさが首への負担軽減につながり、睡眠中の血行促進にも役立つと考えられます。また、通気性にも優れており、快適な睡眠環境を保ちやすい点も評価できます。
4.2.3 例 西川のオーダーメイド枕
西川は、日本の寝具メーカーとして長い歴史と信頼を誇ります。特に、専門スタッフによる計測とカウンセリングに基づいて作られるオーダーメイド枕は、個人の体型、寝姿勢、体圧分布に合わせて、高さや硬さを細かく調整できる点が最大の特徴です。ストレートネックの方にとっては、ご自身の首のカーブや肩の高さに完璧にフィットする枕を見つけることができ、理想的な寝姿勢を追求することが可能です。購入後のメンテナンスや高さ調整のサービスも充実しており、長く安心して使用できるでしょう。
5. 枕以外にも ストレートネックを改善するための総合的な対策
ストレートネックの改善には、枕選びが非常に重要であることはこれまでもお伝えしてきました。しかし、それだけでは十分ではありません。日常生活における姿勢の意識や、定期的なストレッチ、体操を取り入れることで、より根本的な改善と再発防止につながります。ここでは、枕と合わせて実践していただきたい、ストレートネック対策の総合的なアプローチをご紹介します。
5.1 日常でできる簡単なストレッチと体操
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、首や肩周りの筋肉は硬くなりがちです。これらの筋肉を定期的にほぐし、柔軟性を保つことがストレートネックの緩和には不可欠です。ここでは、ご自宅や職場で手軽にできる簡単なストレッチと体操をご紹介します。無理のない範囲で、毎日継続して行うことが大切です。
| ストレッチ名 | やり方(ポイント) | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 首の前後屈ストレッチ | ゆっくりと顎を引きながら首を前に倒し、首の後ろ側を伸ばします。次に、ゆっくりと顔を上に向けて首の前側を伸ばします。痛みを感じない範囲で行いましょう。 | 首の前後にある筋肉の緊張を和らげ、可動域を広げます。 |
| 首の側屈ストレッチ | 片方の手で頭を軽く支えながら、ゆっくりと首を真横に倒します。反対側の肩が上がらないように意識し、首の側面から肩にかけての伸びを感じます。左右均等に行いましょう。 | 首の側面の筋肉の柔軟性を高め、左右のバランスを整えます。 |
| 首の回旋ストレッチ | ゆっくりと首を真横にひねり、肩越しを見るようにします。首の付け根から動かすイメージで行いましょう。 | 首のねじれによる筋肉の緊張を緩和し、回旋の可動域を改善します。 |
| 肩甲骨のストレッチ | 両肩を耳に近づけるように持ち上げ、次に大きく後ろに回してゆっくりと下ろします。肩甲骨を意識して大きく動かすことがポイントです。 | 肩甲骨周辺の血行を促進し、肩こりの緩和や姿勢の改善に役立ちます。 |
| 胸を開くストレッチ | 壁に背を向け、両腕を広げて手のひらを壁につけます。ゆっくりと胸を張り、肩甲骨を寄せるようにします。猫背の改善にもつながります。 | 胸郭の柔軟性を高め、呼吸を深くし、丸まった姿勢を改善します。 |
これらのストレッチは、各動作をゆっくりと行い、筋肉が心地よく伸びる感覚を意識することが重要です。痛みを感じる場合はすぐに中止し、無理はしないようにしてください。
5.2 正しい姿勢を意識する生活習慣
日中の姿勢は、ストレートネックに大きな影響を与えます。特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、無意識のうちに首に大きな負担をかけてしまいがちです。枕でのケアと並行して、日々の生活の中で正しい姿勢を意識し、習慣化することがストレートネックの改善と予防につながります。
5.2.1 座る姿勢のポイント
椅子に座る際は、深く腰掛け、背もたれに背中をしっかりと預けるようにしましょう。足の裏は床にしっかりとつけ、膝が股関節よりも少し高くなるように調整できると理想的です。パソコン作業を行う場合は、モニターの高さが目線と同じくらいになるように調整し、キーボードやマウスも無理のない位置に配置することで、首や肩への負担を軽減できます。
5.2.2 立つ姿勢のポイント
立つ姿勢では、頭のてっぺんから糸で引っ張られているようなイメージで、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。顎を軽く引き、視線はまっすぐ前を向くように意識します。肩の力を抜き、お腹を軽く引き締めることで、体の重心が安定し、首への負担が軽減されます。
5.2.3 スマートフォン使用時の注意点
スマートフォンを使用する際は、ついつい下を向きがちですが、これが「スマホ首」と呼ばれるストレートネックの一因となります。スマートフォンを目線の高さまで持ち上げて操作するように心がけましょう。また、長時間の連続使用は避け、定期的に休憩を取り、首や肩を軽く動かす習慣をつけることが大切です。
5.2.4 休憩と運動の習慣化
長時間同じ姿勢でいることは、筋肉の硬直を招き、ストレートネックを悪化させる原因となります。デスクワーク中や読書中など、1時間に1回程度は席を立ち、軽く体を動かすようにしましょう。肩を回したり、首をゆっくりと伸ばしたりするだけでも、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。ウォーキングなどの軽い運動を日常に取り入れることも、全身の血行促進や姿勢の維持に効果的です。
これらの生活習慣の見直しは、すぐに効果が実感できるものではないかもしれませんが、継続することで着実に首や肩への負担を減らし、ストレートネックの改善へと導きます。枕による睡眠中のケアと合わせて、日中の過ごし方にも意識を向けていきましょう。
6. まとめ
ストレートネックは、放置すると様々な不調を招く可能性のある現代人に多い悩みです。その改善には、適切な枕選びが極めて重要です。なぜなら、睡眠中に首のS字カーブを保ち、正しい寝姿勢を維持することが、首への負担を軽減し、症状の緩和に直結するからです。本記事でご紹介した高さ、硬さ、素材、寝姿勢別の選び方を参考に、ご自身に最適な枕を見つけてください。枕だけでなく、日常のストレッチや姿勢改善も合わせて行うことで、より効果的な改善が期待できます。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。
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